The King’s Speech 
(英国王のスピーチ)  2010年・イギリス

2021年6月15日(火)  ザ・シネマ

監督  トム・フーパー
主演  コリン・ファース

感想
この映画は忘れることのできない日に見たので
長い間罪の意識もあって再見できなかったけど
(東日本大震災の翌日に映画館に行きました)

今回は「この手紙を読むときは」で大ショックを受けて
フランス映画は見られなかったし、
多分、普通の映画では立ち直れなかったので
この作品を見ました。
(「ウインブルドン」見たばっかりだったし)

やはり、名作ですね、これは映画の教科書みたいですね!
どこをどう切っても良いし、
史実を、家族しか知らない事を、上手に織り交ぜて
あのシークエンスにまでもっていくことは

そしてそのシークエンスの中で
彼の声を聴く、家族や政府関係者以外でも
例えば市井の人たち、工場見学した工場の人たち、
お母さま(皇太后?)、兄のカップル・・・
それぞれの心中を察し、

本当に実際・海を渡ったドイツ・そこにヒトラーが生きていて、
この先の戦時がどうなるのか?
家族や自分の生死はどうなるのか?
それが直接国王からのメッセージで皆で決意する・・・
知らない時代への想いを持つのは大事だと思います。

とにかく、良い作品でした。
「ソーシャル・ネットワーク」は再見していないけど
(あれはリズムに乗って1回で見るしかない作品
 だからオンエアでも難しいです)
多分、名作とはこっちの事でしょう。

コリンさん最近駄作王だけど(笑)
この作品でオスカー貰って良かったね!
奥さんの女優さんは変態な役柄が多いけど、
こういう素晴らしい役柄が一本でもあってマジ良かったね!
ライオネルさんは芸達者のひと言です♪

エリザベス女王も、御主人亡くして淋しいと思うけど
この映画でも可愛らしく演じてもらって
中身のつまった人生で、名前盗られても怒らなくて偉いよね!
お身体を大切に!



初見時感想は → こちら





この映画の結末

史実通りにそのスピーチは皆の胸を打ち
その後5年くらい辛い時代があったが
ジョージ6世は良い王様であったし、
ライオネルとは生涯の友人であった。



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