風ふたゝび  1957年・日本

2021年5月15日(土)  日本映画専門チャンネル
監督  豊田四郎
主演  原節子

感想

今どきの出来事と考えたら綺麗ごとだけど、
たまにはこういうのも良いね!

主人公が身を寄せている家が、父親の弟夫婦の家で
いくら子供がいないからと言って
あのおばさんの優しさはどうよ?
我が娘のような扱いだった・・。

山村演じた金持ちの、途方もないお金ある様子と
でも、ニブチンだけど、人の心を知った後の
運転士付き車の用意はどうよ?
あれは大物中の大物だわ!

ようこなる人物も、ただのやっかみかと思えば違ってて
本当に女学校時代の友人とは、そうありたいものって感じでした♪

池部演じた男も、最後にちゃんと
心を書けて良かった良かった!

そりゃあプライドあるし、自分の仕事を勝手に
決められちゃかなわんよね(笑)。

原演じた主人公もかわいかったです。
スキー板とかラジオ局での働きようとか
叔父さんたちに甘える姿とかね!

ちょっとお父さんのことがいまいち分からなかったけど
主人公が東京にいるのは、田舎が嫌ではなく
もしかしたら後妻がいるのかな?とか思って
その辺の説明が欲しかった。

でも、この映画のあらすじに主人公が女優と書いてあって
実際は劇場の売店の売り子で、もう仰天よ!
ちゃんと見てから、あらすじを書いて下さいよ!!!



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この映画の結末
金持ちの妻の七回忌が無事に終わり、
ようこが持ってきた手紙で主人公は着替えに走った。
金持ちもようこから聞き、運転士付きの車で送らせた。

駅から滑り出した夜行列車。
主人公は男を探す、探す、探す、とあるデッキで見つけた。
見つめ合い、微笑みあう二人。

今の映画なら抱き合ってキスするところ、
見つめ合って微笑み合うだけでとても素晴らしいラストシーン。



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