再見  VERTIGO  (めまい)  
1958年・アメリカ

2021年5月9日(日)  BS3
監督  アルフレッド・ヒッチコック
主演  ジェームス・スチュワート

感想
この映画は、初見時通りに映画的な手法は本当に素晴らしく
前半のイラっと来る時間の遅さのカメラワーク、
後半の緑色を基調とした色彩のマジック、
それらは完璧だと思いますし、他も良い点が多いです。

でも、やはり、どんなにそれらが良くても、
内容の中で2点は絶対に許せない。

1点は、いくら田舎の警察でも、あの時
塔の上に上がってこない」はずがないこと。
落ちた場所の検査等が必要)

もう1点は、男性陣が好むことだと思うけど、
私は中年の日本人おばさんとして許さない。

それは、ヒッチの女性蔑視。
これはジョン・フォードと同じだと思ったら
ものすごく「すとん」ときました。

女性を知らないのではなく、わざとこういう話にしたのです。
こういう女にしたのです。

それは、公開当時に(家庭用再生機のない時代)
ヒッチが見てほしかったのが白人の男だったのだということです。
そいつらが金を持っていた時代だからです。

私はヒッチは嫌いではないし、他の映画でもそういうのが垣間見えても
時代も違うし仕方ないと思ってきたけど
この映画のジュデイ(というか、キム・ノヴァックに演じさせた女)
の描き方は、異常です。
許せん!

他の初見時の重箱の隅をつつくような悪い点は
全部そのまんまでした。
(ポールさんのおかげで原作を知り、時代背景等が
 映画とは全く違うと分かって良かったです)

ジェームス・スチュワートのどこがそんないい男か?
バッカじゃないの?



初見時の感想はこちら → 2-592  めまい





この映画の結末

全てが分かった時、
誰かが階段を上がってきた。
それはシスターだったのだが、
ジュデイには死神に見えた。
落ちて行った。
それを上から見る主人公。
終わり。



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