殿堂入り Fiddler on the Roof
(屋根の上のバイオリン弾き) 1971年・アメリカ
2021年5月2日(日) 再見時のBSハイ
監督 ノーマン・ジュイソン
主演 トポル
感想
やはり、初見時や再見時と同じ感想が胸に渦巻きました。
でも今回は二人で見たので、
あの長女の結婚式までのちょっとコメディっぽいところで
いちいち笑うのを見て、
ああ、これはそういう部分もある映画で
私が思うように深刻な面ばかりではないのだと
初見の夫の素直な笑いが良いなあと思いました。
そして、あのバイオリン弾きの存在は、
ネットで調べてやっとわかったような私ですが、
夫は調べることなくそれを見抜いていたので驚きました。
とにかく、今は、長女の赤ん坊がアメリカに無事に着くようにと
あの世話婆さんが無事にエルサレムに着くようにと
次女が天蓋の下で結婚式を挙げられるようにと
三女がいつか、同胞たちと再会できる日が来るようにと
祈るような気持ちで
ロシア人の警察官の人にも哀れなりと
でも「耳に残るは君の歌声」とか「アメリカアメリカ」とか
「落下の王国」とか「天国の門」とかいろいろと思い出しました。
幽霊のシークエンスをいつもすっかり忘れてから見ているので
ホントにそれが良いなと、この映画も一生涯そうして
繰り返し見る作品です。
初見時等の感想はこちら
屋根の上のバイオリン弾き(71・米) ・・・ 1-364
屋根の上のバイオリン弾き(71・米) ・・・ 1-364(2回目)
この映画の結末
その村や地域一帯のユダヤ人は追い払われた。
病人さえもベッドのまま運んでいる。
デビエの家には長女たちが挨拶に寄り
3女夫婦も挨拶に来た。
出なくてはならないわけではないが
嫌気がさしたとかで出るようだ。
相手にしなかったデビエだが「神のご加護あれ」と呟く。
妻は掃除をするという。
デビエは牛や馬に別れを告げる。
世話してくれる人は見つかっている。
さて、出発だ、アメリカのアブラム伯父さん(妻の兄)のところへ。
・・・付いてくるバイオリン弾き。
一家4人と少し距離を開けて。