THE SAERCHERS(捜索者)  
1956年・アメリカ

2021年4月13日(火)  BS3
監督  ジョン・フォード
主演  ジョン・ウエイン

感想
全体的に良い作品でした。

私が一番良いと思ったのは
5年以上、あの子を探して探して探してゆく
二人の容貌を、それらしくどんどん変えて、
特に主演のウエインの演じたイーサンの人となりと容貌が
リンクしながら変化して、迷って、
でも最後は良いおじさんになって・・・
とうとうひとり去ってゆく姿をキチンと描いていたことです。

あとは、多分、当時いたのであろう、
南北戦争後になかなか家族のもとに帰れない事情があり
でも決心して帰った男・・・。
(多分、弟の妻はもとはイーサンの恋人だったと思います)

そして、現実にいたであろう、白人に息子を殺された先住民と
その復讐でさらわれた白人の女の子たち・・・
この映画のかなめのデビーはしっかりとしていたけど
精神的におかしくなった、あの礼拝堂にいた彼女たち・・・。

開拓者・子供を育て必死に生きること・近所は助け合う事・
そして美しいあの大きな岩やなんというのかな?
あのロケーションは、なかなかこの年代でもあんなに
美しく撮るのは大変だったような気がします。

自分の息子が死んで、でも、デビーを心から待ち続けたあの
バカ女のお母さん、泣かされます・・・。
騎兵隊のボンボンも面白かったですね!
あの命がけ?でヒントを持ってきた揺り椅子の人も
本当に良いキャラでした。

良いところの多い作品ですが
(イーサンの最後の急激な心の変化には胸を打ちました、
 9歳の子供が彼の中で叫んだのでしょう)
女性・先住民蔑視などの悪い点も見受けられ、残念ですが
この監督の中では、私は好きな作品になりました。





この映画の結末

デビーはバカ女の両親に心から温かく迎えられた。

バカ女は好きな男に飛びついて離れない(笑)。

5人が家の中に入り、イーサンはドアを閉める。
去ってゆくのだ、砂塵の中へ。



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