再見  BOSTA  (ボスタ!  踊る幸福の赤いバス)  
2005年・ヨルダン

2021年3月2日(火)  初見時のBS3
監督  フィリップ・アラクティンジ
主演  ロドニー・エル・ハッダード  (作曲家 役)

感想
昨年どうしても再見したくなったのに
(うちにあった全ての再生機とPCで)
BDが再生しなくて諦めていた作品で、
そういえば新しい4Kテレビで試していなかったなあと
入れたらするする再生して、本当に嬉しかった!

もう10年になるし、なかなか内容は覚えていなくて、
ただテロの話だとは覚えていたんだけど・・・

テロが主ではなかったけど、テロから始まって
心の傷の行方がどうなるのかを見てゆく作品でした。

主人公もだけど、他の全員にいろんなことがあって、
ひとつずつ、ひとりずつ、解決というのでもないけど
初見時の感想に書いた通りに、
欧米の映画でもよく見る造りでしたが
そのまどろっこしいような、でも、きっと前向きだと思える
そんなお話の全部が良かったです。

フランス語なんだね・・・と驚くのは知識がなかったからです。
もちろん普通にしゃべるのはアラビア語だけどね。
英語を扱う人もいるし、もともとのこの国ではない人も多そうだし。。。

ダブケもずっと続いているみたいだし、
映画ができて16年、その後のことも知りたかったりして?



初見時感想は  →  こちら  





この映画の結末

大会直前の外での
多くのグループの混ざった踊りなどのシーンで終わる。

バスに乗っていた中の人では、
医師になれなかった人物は父親と和解し、
伝統的なダブケを愛する人は地元に帰ってその先生になり、
もともとの不倫カップルは元さやにはならず、
主人公と妹みたいな彼女はうまくいくような感じ、
運転士さんはニコニコ・・・。

主人公の父親が皆の先生で(ユートピア学園)
テロで死んで、全員が追悼の気持ちは持っているが
主人公の落ち込みは何年たっても癒されなかったが
今回は大丈夫になってゆくきっかけになるかもしれない、という感じ。