臨場 劇場版  2012年・日本

2021年10月14日(木)  WOWOWプラス

監督  橋本一
主演  内野聖陽

感想
横山秀夫原作とは知りませんでした。
内野聖陽は一時期大好きだったけど、
ちょうどこのドラマが始まる頃に映画を見ることを再開して
この連ドラは見ていません。

なので、何も知らずに映画を見たけど、まあまあ見やすかったです。
でも、まあ、悪くはないけど「予告犯」ほどは良くなかったです。

一番引っかかったのが、主人公と、恩師が、どうしてまあそう同じこと?
偶然では済まされないよね?
過去の「妻の普通ではない死」と、現在の「自分の末期の病気」。
ちょっと許容範囲を超えていました。
特に恩師は「再婚しても」良かったと思うし???

で、若村麻由美も、まあまあ良い女優になったね!
ただの美人を売り物にだけするのではなく、
短かったけど実生活で結婚もしたしね、年齢相応の役柄も
普通のお母さん主婦の役柄もできるようになって、良かったね!

その主婦のラスト間近のシーンにはやっぱり胸を打たれました。

あとは、まあ、ドラマでも良いような流れと俳優陣でしたが
松下由樹の存在感の良さで救われたかな?
段田さんはあっちの役柄と違って、ふつーもやれるのよね(笑)。

犯人がどうしてそういう風なのかとか全く描写されていないので
結局、この映画はそこを描くものではないなら、
市毛良枝の役柄とか惨めよね~!
平田君の役柄なしにして、そっちメインにすればよかったような?

最初と最後の大雨が、印象的でした。





この映画の結末

2年前の通り魔殺人は裁判官が
犯人の詐病を見抜けなかったから無罪となったが
実は弁護士や精神科医は分かっていた。

2年前の事件時にその場にいた主人公の恩師は
裁判の傍聴時にそれを悟り、
許せずに上記二人を殺し、犯人をも殺そうとしたが
主人公に割って入られている間に、逆に殺されてしまった。

犯人は主人公を殺せず、叩きのめされた。
その後のことの描写は無い。

また、交番勤務の警官は、息子を自白においやった上司を
殺そうとしたが果たせず、自殺した。

後日、臨場要請があったが、主人公の携帯は誰も出ない。
部下の女性は悪い予感がする。

ファーストシーンの主人公が大雨の中倒れているのが続くと思われ
彼の病気が悪化して死んだと示唆されている。



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