予告犯  2015年・日本

2021年10月12日(火)  WOWOWプラス

監督  中村義洋
主演  戸田恵梨香  生田斗真

感想
見てからきっとコミック原作と思ったらそうでした。
エンドロールに歌がない音楽で良かった、
最近の邦画はエンドロールの歌で主張とかし過ぎ。
あと配役の豪華さに、唸りましたよ、出ていなかったのって
桃李君くらいでは?(笑)

この監督の作品は、けっこう本数を見ていて、好感なのも多いですけど
この映画も私的には胸に迫る部分だけでいけば
100点だけど、やっぱちょっとないだろう?という点があって
その惜しい点が大きいので上から3番目になりました。

それは、あの小屋を燃やした時点から、
一連の犯行をおこなう時点までの間に
それこそ金も仕事もない彼らが
どうやって具体的にできたか?という点です。

もっと詳しく言うと、現場監督の件は普通なら立件では?
「ウシジマくん」で見たけど、普通1軒5人だけってことないよね?

あとは主演二人の走る走る走る、あのクライマックスと
吉野の小学生時代と
(自分から降りたことがすごかった、人におろしてもらっていない)
友達が欲しかった青年が友達4人の夢を叶えるところが
非常に良かったです。

人間は公開処刑が大好きだね、
ここはスペインでもイギリスでもないけど
時代も違うけど、ネットの中で人に死んでほしいなんてね、
あのIT社長の意地悪の延長のようで見ていてすごく嫌だった。

しかし、斗真くんは、こういう役柄が多いよね?
イケメンだけど、ふつーのまともな男性役って
製作側から見たら面白くないのかな?





この映画の結末

ゲイツは一人罪をかぶり死んでいった。
他の3人には眠り薬を飲ませたようだ。
起きた3人は、ゲイツに脅されて手伝ったことになっている。
それを否定せず、そういうストーリーにしている。

六本木店の店長も釈放された。

吉野警部は遺書であるスマホの画面で示された
死んだ青年の骨を探し当てた。
きっと父親に渡すのだろう。

生きる価値はあるときっと毎日胸の中で叫ぶ女だと思う。


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