いのちの停車場  2021年・日本

2021年7月31日(土)  映画館にて

監督  成島出
主演  吉永小百合

感想
まあまあでした、決して悪くないし
俳優陣は皆うまくて良かったけどね・・・。

ラストシーン以降のことを鑑賞者に想像させるのが
良い作品と良くない作品があって、これは後者でした。

ひとつずつのエピソードはアラ捜しすればキリがないけど
私の知っている訪問医療者とはずいぶん違うので(笑)。
あれで経営やっていけるのか、疑問でござんす(笑)。

とにかく吉永小百合をキレイに撮るために
夕日や自然光や人工の光をふんだんに計算して使って
年齢が出ないようにしていたね(笑)。

西ヤンとか年下でしょ?(笑)
まあ吉永小百合は二人といないから、イイんですけどね・・・。
石田ゆり子とのハグシーンは、新旧交代かと思ったけど
やっぱ石田もそこまで綺麗でも神秘的でもないしね・・・。

広瀬も桃李君も良かったし、泯さんはえげつないほど上手でした。
あと、あんな8歳いるのか?と思うけど
「大河の一滴」で金沢で死んだ南野陽子がまあまあの役柄でホッとした。
伊勢谷友介もうまいし、あの程度の出演なら良いでしょ?
小池栄子の役柄は、ああいう存在があると誤解させるのでいけませんね。

全編に流れるシンセサイザーの音は
キレイだったけど、ちょっとくどかったかなあ?

まあ、ほどほどでしたが、こういう大きな映画館に来る人間で
私の二つ横の女は5回もスマホを開いていて、
映画を見ないなら来るなと思ったし、

今月の他の2回のミニシアター系では
皆さんおとなしかったし、こういう大きな映画館は
ダメだなあと思いました。
もうゾッとして、2度と来るかと思ったくらいです(笑)。





この映画の結末

主人公は仕事は順調で、それとなく院長と看護師に別れを告げた。
試験に受かって桃李君の役柄は帰ってくるだろう。

しかし、父親に手をかけたかどうか、わからないまま終わる。

・・・私の希望的推測は
父親を殺し、自分も死ぬ寸前で看護師に発見されて
命を取り留め、裁判で無罪(正確には執行猶予付き有罪)になり
医師免許はなくなるが、桃李が医師となり帰ってきて、
まほろばでは、院長・医師・看護師と、
事務兼相談員となった主人公と皆で地域医療を守ってゆく。



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