再見  COPYING BEETHOVEN
(敬愛なるヴェートーヴェン)  2006年・イギリス/ハンガリー

2021年7月14日(水)  初見時のBS2

監督  アグニェシュカ・ホランド
主演  ダイアン・クルーガー

感想
初見時に私が思い込んでいたことが間違っていたので
それを最初に書きます。

1:あの馬車で一緒だったのは他の家族で
要するに乗合馬車だったようです。
2:ベートーベンの部屋にいた男性と男の子は
甥とその息子だったようです。
ラストシーンをキチンと見ていればもうちょっと
分かったようなものだったのに、本当にお恥ずかしいです。

感想は初見時と同じというわけにはいかなかったけど
4日間しかなかった第9までの流れは素晴らしかったですね。
ただ、フィクションなので、練習シーンとか少なくて
合唱は皆無で、そこは全く良くなかったですね。

第9以降はちょっとねえと思いました。
いくら本当にそういう人だったとしても
人生の最終盤にああいう人に迷惑ばっかりかける人物が楽聖?と。

まあ、音楽の歴史上この人から
神への音楽から個人の音楽に変わったと言われる人だけど
本当は頭の中で神と対話していたんだと思えるところや
やっぱり常人ではないのだと信じられそうなところは良かったかな?

・・・しかし、一番ひどいことしたあの件以降は
ヒロインの恋人とのシーンや重みは何だったのか?と思う
状態になったしね、いくらフィクションでもね?と
何となく薄っぺらっさも感じました。
(あと、やはり英語はなあ・・・)

ただ「英国王のスピーチ」を見たので
これも見られて本当に良かった。
その2作品に共通したシーンを、これからも大切に想って
また思い違いがあったら訂正してゆこうと思いました。



初見時の感想は  →  こちら



このブログではこの監督のカテゴリーは設けませんが、
「映画鑑賞の記録」では設けています。
2021年1月までの作品の記事は → こちらです





この映画の結末

乗合馬車を飛ばしているとき、
大フーガが聞こえてきた。
階段を駆け上がるアンナ、部屋には甥とその息子がいた。

ベートーベンの臨終に間に合ったアンナは
一人で粗末な小屋に暮らしている。

結婚もせず、修道院にも残らず、
一人で暮らしているようだ。

まあ、この人物は想像上の人物なので
どんな結末でも構わないと思います。



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