LA BOHEME  (ラ・ボエーム)
2008年・オーストリア/ドイツ

2021年7月1日(木)  Eテレ クラシック音楽館

監督  ロバート・ドーンヘルム
主演  アンナ・ネトレプコ

感想  
歌劇は苦手で、5分の名曲アルバムでも何となく敬遠だし
クラシック音楽館でも、一番最初の頃に一回ちゃんと
通して見て聴いたけど、それ以降は録画もパスでした(笑)。

でも、今回は映画作品なので、良いチャンスと思いトライしました。
しかも、こてこてのヨーロッパ映画、と思って(笑)。

・・・感想は「忍耐」のひと言でした。
歌劇は歌劇だったからね(笑)。

でも、中心のお話ではない、
貧しいパリの市井の人々の暮らしぶりや
クリスマスの大騒ぎや
芸術家の皆さんの生き様や
もう一組の恋愛模様や
あと二人のナイスな登場ぶりは良かったです。

何と言ってもミミさんがね~お針子には絶対に見えず、
かなり豊満な胸を中心に栄養が回っている様子が見てとれ、
口紅もべっちょり、化粧お化けと化して・・・
ああ、ごめんなさい、本編の前のあらすじに出てきたミミとは
全然違ったものですから・・・。

死ぬ頃は多少やつれていてちょっとはマシでしたが
いくらプリマドンナか知りませんが、歌はうまくても
演技というほどでもなく・・・この人物像では
製作側の狙いが分かりにくかったですね。

ロドルフォもまああれですが、
男性は汚く描かれてもOKだったんでしょうね?

せめてミミにたったの一回でも良かったから
針を持たせてほしかったですね。

でもまあ、歌劇は二度と見ないと勉強になりました。
歌舞伎みたいなものかなあ?
忍耐ですよ、忍耐!



この映画の結末

皆がいる部屋で、息を引き取るミミ。
ロドルフォが最後に気付き、号泣する。



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